どうして人と同じ事をやりたがるのだろう
日本人の気質に「同調」という言葉があります。
同調は悪い言葉ではないのですが、日本人は他人と違う事をすることを嫌います。
「周りの人がやっているから、やらないと恥ずかしい」
「みんながやっているから、自分もしなければならない」
こういった経験はありませんでしょうか?
学校でも社会に出てからも、同様の事を経験したことがある人は多いはずです。
エスニックジョークというのをご存じでしょうか?
沈没しかけている船から乗客を海に飛び込ませなくてはならなくなった船長が
様々な国の人に飛び込ませるときにかける言葉なのですが、
アメリカ人には「今飛び込めばヒーローになれますよ」
イギリス人には「飛び込むのが紳士です」
ドイツ人には「規則ですので飛び込んでください」
もちろんジョークなので真に受けなくていいのですが、
あなたが日本人を飛び込ませるとしたらどういう言葉をかけますか?
「他の人も飛び込んでいますよ」
これが日本人を飛び込ませる言葉だそうです。
多くの人は「分かる」と感じるのではないでしょうか?
これ自体をどうこういうつもりはまったくありません。
ですが、周りの目を気にするあまりに「自分らしさ」を失ってしまうことはもったいないと感じます。
周りがどう思っていようが、自分が正しいと思った事を突き進めるのも必要な時があると思います。
皆が同じ事をしていなくてもいい世の中に少しずつ変わっています。
「人と違う」を前向きに捉える事が出来れば、もっと自分の世界は広がります。
他人に合わせる生き方ではなく、自分の生き方をしたいですね。