本当に強い人間などいない

この言葉は本田宗一郎の言葉です。

本田宗一郎は人間は「弱さに甘える人間」と「強くなろうとして努力する人間」の2通り存在すると言っています。

一般的に言われる「強い人間」というのは存在しないと言っています。

強い人間とは「強くなろうとして努力している人間」を指すのです。

「弱さに甘える人間」と「強くなろうとして努力する人間」、両者とも同じ人間なので根本的に違いはありません。

しかし、強くなろうと努力している人と、その努力から逃げている人間では雲泥の差が生まれます。


あの人は強い人だからできるんだ」という言葉は、努力していない人間の言い訳なのかもしれません。


言い訳は人間にしか出来ない事です。

しかし、言い訳をした時点でその人の成長は止まってしまいます。

諦めたらそこで試合終了だよ」という某漫画の名言がありますが、それはその通りなのだと思います。

誰もが共感できる事だからこその名言なのでしょうね。

強い人間というのは、自分が弱い人間だという事を理解し、それを克服するために努力出来る人の事を指すのです。

仮にその努力が結果に結びつかなかったとしても、その過程を経験出来た人と経験出来なかった人では、新たな問題が起きた時に全く違う結果となるでしょう。


本田宗一郎はその事を分かった上で、このような言葉を残したのではないかと思います。

本田宗一郎だから出来た」のではなく、誰にもマネできないくらい努力したから「本田宗一郎」になれたのだと思います。

偉人と呼ばれる人たちは誰もが努力しています。私の知る限り努力しなかった人は誰一人として存在しません。

そして、生まれつき強い人間など存在しません。

自分には無理だと諦めてしまうのか、それともがむしゃらに努力をして突き進むのか。

あなたならどちらの生き方をしますか?