会社の為に働くな。自分の為に働け。
これは本田宗一郎の名言です。
「会社の為」に頑張るという人がいますが、突き詰めて考えるとそれは自分の為なのです。
それを理解している人としていない人では大きな違いが出てしまいます。
大前提として人間は自分の為にしか動けないものなのです。
「好きな人の為なら頑張れる」と言っても、
それは「好きな人の為に頑張れば、私の事を良く思ってくれるから頑張れる」という事なのです。
語弊のある言い方かも知れませんが、見返りのない事は出来ないのが人間です。
例えば、「募金をする」という行為も、募金をすることで誰かが幸せになれるのだと自分が思えるから募金をするのです。
または、良い事をしたと自分が満足できるから募金をするのです。
※ひねくれている訳ではないので、誤解はしないで頂きたいです(汗
会社でも同じです。
「会社の為に働く」のではなく、本当は「会社の為に働けば収入が増えて幸せになれるから頑張る」なのです。
自分の事を第一に考えるのは良くないと言われますが、
正確には「自分の事だけ」を考えるのが良くないという事なのです。
大事な事は誰かの為に頑張る事が巡り巡って自分の為になるという事なのです。
自分を大切にするためにも、誰かの事を大切にしなければならないという事です。
会社の為に働くのではなく、自分の為に働く事が結果として会社の為になるという意味の言葉なのだと思います。
経営者の考え一つで従業員はいくらでも変わると思います。
従業員に頑張って欲しいなら、従業員が頑張る理由を与えてあげるだけでいいのではないかと感じます。
少し考えれば当たり前の事なのですが、これが出来ていない会社が多すぎるように感じます。
もちろん、それだけでは商売が成り立たないという気持ちが分からないではないですが、
目先の事ばかりに囚われていると、大切なものを見失ってしまいます。
今の日本の経営者の方々に伝えたい言葉ですね。